市民に答えて: 第3回質問の回答 2025年3月
第3回質問 | 市長宛て |
昨年、沼津市の新中間処理施設建設予定地の土壌中に、人体や環境に重大な影響を及ぼす特定有害物質やダイオキシン類の存在が判明した問題について |
1. | 鉛及びその化合物やダイオキシン類が基準値をはるかに越える高濃度であったことは、その場所(旧ごみ焼却施設のごみピット)に焼却灰・飛灰が廃棄されていたことを強く伺わせます。これは廃棄物処理法に違反する不法投棄ですが、沼津市では、土壌汚染の原因究明をしないまま、また汚染土壌に有害廃棄物が含まれていたとは認めずに、単に汚染土壌として処理しようとしています。これは、不法投棄を隠蔽しようとする行為ではありませんか。 |
2. | ごみピット外部の旧ごみ焼却施設周辺については、ダイオキシン類の調査は実施していません。汚染土壌の処理を実施する前に、周辺部土壌のダイオキシン類調査をすべきではありませんか。 |
3. | この問題について周辺住民や市民への詳細な説明をすべきではありませんか。 |
回答 (市長)
賴重秀一市長
1 | 旧ごみ焼却施設の貯じんピット内の土砂につきましては、 昭和53年頃に旧資源ごみ中間処理場を建設する際に盛土したものと推測しております。現時点では、当該土砂には廃棄物の混入が確認されていないことから、 「汚染土」 と判断しており、土壌汚染対策法に基づき適切に処理してまいります。また、土壌汚染の原因を確認するため、 引き続き、 旧ごみ焼却施設解体時及び資源ごみ中間処理場建設時の記録や資料の探索を行ってまいります。 |
2. | 旧ごみ焼却施設の貯じんピット周辺土壌におけるダイオキシン類の調査につきましては、令和7年3月4日に開催された第8回沼津市議会定例会 民生病院委員会で報告後、速やかに調査に着手しました。 |
3. | 周辺住民の皆様への説明会につきましては、 「汚染土」 の原因調査の結果と併せて、詳細な処理方法が確定した段階で開催する予定としております。また、市議会や清水町、報道機関に対しても情報提供を行ってまいります。 |
第3回質問 | 市議会議員宛て |
昨年、沼津市の新中間処理施設建設予定地の土壌中に、人体や環境に重大な影響を及ぼす特定有害物質やダイオキシン類の存在が判明した問題について、以下の疑問点および沼津市はどう対応すべきか、お考えをお答えください。 |
1. | 鉛及びその化合物やダイオキシン類が基準値をはるかに越える高濃度であったことは、その場所(旧ごみ焼却施設のごみピット)に焼却灰・飛灰が廃棄されていたことを強く伺わせます。これは廃棄物処理法に違反する不法投棄ですが、沼津市では、土壌汚染の原因究明をしないまま、また汚染土壌に有害廃棄物が含まれていたとは認めずに、単に汚染土壌として処理しようとしています。これは、不法投棄を隠蔽しようとする行為であると思いませんか。 |
2. | ごみピット外部の旧ごみ焼却施設周辺については、ダイオキシン類の調査は実施していません。汚染土壌の処理を実施する前に、周辺部土壌のダイオキシン類調査をすべきであると思いませんか。 |
3. | この問題について、沼津市は周辺住民や市民への詳細な説明をすべきだと思いませんか。 |
回答 (市議会議員 会派ごと)
(名前の後ろに「未回答」となければ回答があります。回答を見るには、会派名、名前をクリックして展開してください。会派名の後の数字は、回答数/会派の人数。敬称略)
未来の風 (2/2)
江本浩二 (代表者)
1-3 | 求める会の皆さまからのご質問とほぼ同様の問題意識を持っています。今年の2月27日に代表質問を行いました。令和3年の土壌調査で発見された鉛およびその化合物、令和6年5月の土壌調査で新たに発見されたダイオキシン類による土壌汚染について、それぞれの原因、汚染物質の由来は何なのかの質問に対して、沼津市は「現在調査中であるが、何も把握できていない」という信じられない答弁をしています。 沼津市がまず第一にすべきことは①周辺住民に甚大な健康被害を及ぼす土壌汚染がなぜ発生したのか ②どこに責任があったのか ③50年以上放置されていたのはなぜか ④周辺環境への影響 ⑤地下水汚染、以上の5つを詳細に調査することです。その上で住民説明会を行い、不安や要望をしっかりと受け止めた上で対応方針、対処方法を決めることです。それを曖昧にしたまま、対処方法だけを決めて予算(1億3千万円)を認定した議会は間違っています。 |
山下富美子
1 | 思います。 |
2, 3 | 問題が発覚して既に時遅しと考えるが、既に3月に、土壌汚染の再調査が行われた。 追加16か所の調査を終え、大阪にある分析センターへ依頼済みだという事です。その1か月後ぐらいの調査結果を踏まえて住民説明会を5,6月に開催するとしています。 調査結果が出る前には、その周辺の工事はやらないとしています。 住民の不安に対して、データーに基づく科学的な根拠、そして法令等に基づいた対応方法など、誠意をもって情報をすべて明らかにしたうえで住民説明会を開くべきだと考える。 |