市民に答えて: 第4回質問の回答 2025年5月

第4回質問 市長宛て
1. 過去1年ほどの間に沼津市では様々な問題が起きました。それぞれの問題は異なるものですが、それらの根底には行政組織の体質やガバナンスなど、組織の在り方の問題が共通して存在するように思えます。沼津市の行政には、そのような行政組織の根本問題が存在すると思いますか。
2.質問1)の回答にかかわらず、沼津市の行政組織のどのような点を改善する必要があると思いますか。必要な改善項目を挙げてください。

回答 (市長)

賴重秀一市長 (政策企画課からの回答)

1 人口減少・少子高齢化の進行や情報通信技術の急速な進化などを背景に、目まぐるしく変化する社会の潮流や高度化・多様化する市民ニーズを的確にとらえた質の高い公共サービスの提供が求められており、これらに対応するための効果的な行政組織の強化・改善を図ることは、本市を含む全国の自治体が抱える共通の課題であると認識しています。
2.本市においては、行政課題に対応した、市民から見て分かりやすく利用しやすい、効率的・効果的な行政組織づくりに取り組むとともに、柔軟で機動的な組織運営を図るため、プロジェクトチームなどの組織横断的な体制を整備して、複数の部署にまたがる行政課題等の解決に努めるほか、必要に応じ、部局相互の応援体制を構築して個別事業を実施するなど、円滑な事業推進に努めています。
 今後も、自治体業務のDX化の推進による業務の効率化や、職場環境の整備、職員の働き方改革の推進等による、人材の確保及び質の高い行政サービスの提供など、 市民の利便性向上と持続可能な自治体行政の実現に向け、行政組織の再編や運営の見直しに努めてまいります。

第4回質問 市議会議員宛て
1. 過去1年ほどの間に沼津市では様々な問題が起きましたが、それらへの対応を含め、沼津市議会は市議会としての役割を十分に果たしていると思いますか。
2.質問1)の回答にかかわらず、真に市民のための市議会になるためには、どのような改革・改善が必要だと思いますか。必要な改革・改善項目を挙げてください。

回答 (市議会議員 会派ごと)

(会派名や回答者の枠の背景が緑の場合は回答があります。また、会派名の後の数字は回答数/会派の人数です。回答を見るには、会派名、名前をクリックして展開してください。敬称略)

志政会 (0/8)

浅原和美 (代表者)

1
井原三千雄

1

大場豪文

1

小澤隆

1
加藤明子

1

佐野博一

1

髙橋達也 (議長)

1

渡邉博夫

1

沼津志帥会 (0/6)

植松恭一 (代表者)

1
浅田美重子

1

大川敬太郎

1

堤飛鳥

1

尾藤正弘

1

村木豊

1

市民クラブ (0/5)

深田昇 (代表者)

1
大草満

1

梶泰久

1

佐藤健一郎

1

渡部一二実

1

公明党  (0/3)

長田吉信 (代表者)

1
片岡章一 (副議長)

1

小泉宣子

1

日本共産党沼津市議団 (0/2)

川口慶 (代表者)

1
高橋秀子

1

未来の風 (1/2)

江本浩二 (代表者)

1
2
山下富美子

1議会は市の決定プロセスを監視し、市民の意見を代表しています。議員の多くは市民からの苦情や相談に乗り、地域の課題解決に尽力していますが、それは議員としての仕事の一部です。
 過去1年間に起きた様々な問題に対し、議会は議論を行い、必要な決議や提言を行ってきたのかと言う点については、十分な議論はされていません。特に夜間救急医療センターの2億6千万円尾使途不明金については既に1年以上が経過していますが、原因究明には議会からの提言はありません。
 新聞にも公表された沼津市に関連する不祥事について、議会の対応が遅い、または不透明だと感じる市民もいます。ストレートに疑問を投げかける市民もいますが、本来なら、公式の場である議会において十分な議論をし、公表することが透明性のある市民の説明責任のある議会としての役割だと考えます。
 市民の多数の意見は議会の議論が形式的で、市民の生活に直結するような活発な議論が少ない、議会の必要性や議員報酬等についても指摘されています。
 私個人としては、議員一人ひとりが市民の声を真摯に受け止め、議会で議論すべきと考えますが、議会の中でも市長派という多数派の意見は反対意見はほぼなく、議論はされていないように思います。
 市長の提案や意見に賛同をする立場での賛成意見がほぼすべてではないでしょうか。
しかし、一部の市民から「議会が機能していない」と感じられる側面があることも否定できません。与党野党の立場に限らず、このギャップを埋めることが、今後の課題だと考えます。
2市民のための議会になるためには、以下のような改革・改善が必要だと考えます。
1. 議会運営の透明化と市民参加の促進
議会情報の公開強化: 議事録や委員会資料だけでなく、議員の活動報告、政策提言の進捗状況などを、より分かりやすい形で積極的に公開。
市民参加の仕組みの拡充: 議会の公聴会や意見交換会を定期的に開催し、市民が直接議員と対話できる機会。また、オンラインでの意見提出システムを導入。
議会報告会の充実: 議員が地域に出向き、議会での議論内容や決定事項を直接市民に説明する「議会報告会」を、多様な形式で開催。
2. 議員と市民とのエンゲージメント強化
市民との対話プラットフォームの構築: オンラインフォーラムやSNSなどを活用し、議員と市民が日常的に意見交換できる場。
地域課題解決のためのワークショップ開催: 市民、専門家、議員が一緒に地域の課題について考え、解決策を探るワークショップの開催。これにより、市民の意見を政策に反映させるプロセスをより具体的に見える化。
3. 議会機能の強化と専門性の向上
政策立案能力の強化: 議員個人の政策立案能力を高めるため、研修や調査活動への支援を充実。また、外部の専門家を招いて、特定の政策課題について学ぶ機会。
委員会活動の活性化: 各委員会が特定の課題に深く踏み込み、より専門的で実効性のある議論ができるよう、役割分担と連携の強化。
常任委員会への市民参加制度の導入: 専門的な知識を持つ市民を委員会のメンバーとして招き、議論に深みを持たせることも一つの方法。
 これらの改革は、議会が「市民の代弁者」としてだけでなく、「市民と共に課題を解決するパートナー」として機能するために不可欠です。市民の信頼を得るには、議会自らが積極的に変化していく姿勢が求められます。

無所属 (0/2)

久保田吉光

1
平野謙

1